はじめまして。若林利予です。
少し長くなりますが、中卒からカナダの大学を卒業するまでの経緯をお話しさせてください。

私は中学校にはほとんど通わず、高校も1年生の秋に辞めました。
英語学習を本格的に始めたのは、29歳のときです。

最初から「カナダの大学に行きたい！」と思っていたわけではなく、「外国に住んでみたい！海外の友達もほしい！それに、中卒でも英語が話せれば将来何とかなるかも…」 そんな焦りと不安からのスタートでした。

当時、7年勤めた会社から転職を考えていましたが、中卒・29歳の私が応募できる仕事はごく限られていました。そこで、「英語が話せたら何かが変わるかもしれない」と思い、英語の勉強を始めました。

でも、ゼロからのスタートは本当に大変で、何度もくじけそうになりました。
それでも頑張って勉強を続け、ワーキングホリデー制度を利用してオーストラリアに行きました。

今思えば、当時の英語はつたないものでしたが、英語という共通言語を通じてたくさんの友人ができました。日本にいるだけでは経験できないことも、たくさん体験することができました。

「大学に行きたい」と思うようになったのは、ドイツ人の大学生の友人との会話がきっかけです。

「実は高校を中退したのを後悔してるんだよね。大学に行けてていいなぁ。」 そう話した私に、彼はこう返してくれました。 「大学って、学びたいことがあるときに行くところでしょ？後悔してるなら行けばいいよ。僕のクラスには40代のシングルマザーもいるよ。」

さらに、その場にいた他の友人も、 「私の同級生は60歳のおじいちゃんだったよ！大学なんて、行きたいと思ったときに行くものだから、後悔することじゃないよ！」 と言ってくれました。

「30歳を過ぎても、大学に行くという選択肢がある。」 その事は、私にとって大きな衝撃であり、希望でもありました。

さっそくインターネットで情報を集め、 「簡単ではなさそうだけど、不可能じゃないかもしれない」と思い、海外の大学への進学を決意しました。

オーストラリアから日本に戻り、実家でお金を貯めながら、高卒認定試験の勉強も始めました。
仕事をしながら毎日コツコツ勉強し、1年後には無事すべての科目に合格。やっとスタートラインに立てた気がしました。

次は、カナダに行き、大学に入るための英語力をつけること。 現地の語学学校に通いながら、大学の学費を貯めるため、空いている時間はすべてアルバイトに費やしました。
学校とバイトの往復で、遊ぶ時間はほとんどありませんでしたが、それでも努力を続けました。

その結果、無事カナダの大学に入学。 クラスメイトには私より年上の人もいて、年齢も国籍も関係なくたくさんの友人ができました。 大学生活は大変ながらも、とても充実していました。 相変わらず、学校とバイトの毎日でしたが、すべての学期を成績優秀者として修了し、無事卒業することができました。

英語の勉強を始めてから、ここまで来るのに約8年かかりました。

これが、私のストーリーです。
若い皆さんには、ぜひ一度、海外に出て多くの経験をしてほしいと思っています。その中で、「今、自分が見ている世界は、こんなにも小さかったんだ！」 と気づく瞬間がきっとあるはずです。

そして、さまざまな生き方や考え方があることを、体感してほしいのです。

もちろん、楽しいことばかりではありません。
でも、その経験は、きっとあなたを一回りも二回りも大きく成長させてくれます。

若さは、財産であり、武器です。 将来、後悔しないために。 挑戦するなら、「今」です。
そしてその挑戦を、私たちEhGoが全力でサポートします。